手術までの
流れ

角膜を削らない〈眼内コンタクトレンズ〉視力矯正

眼内コンタクトレンズ視力矯正とは、角膜を削らずに目の中にレンズを入れる視力矯正です。
眼内コンタクトレンズなら、角膜を削らないため角膜の形がほとんど変化しません。
また光学部が大きく確保できるため、夜間に問題となるハローやグレアの抑制が期待されています。

手術決定までの主な流れ

適応検査・カウンセリング

手術の前に、レンズの適応基準を満たしているかを確認するため、視力や屈折など目の状態の検査を行います。
検査結果を元に、総合的にレンズ適応についてのカウンセリングを行います。
レンズの適応基準を満たしている場合は、今後の検査や手術日などの日程調整を行います。

詳細検査

複数の項目で詳細に検査を行い、手術に使用するレンズの度数やサイズを決定します。

視力検査

裸眼での視力と矯正視力を測ります。老眼の確認のため近方視力を測定することもあります。

屈折検査

近視や遠視、乱視の強さを測ります。調節を麻痺させる目薬を使う場合もあります。

眼圧検査

目の硬さを調べて、緑内障の可能性がないか診察します。

角膜内皮細胞数

角膜内皮細胞数や形状を調べて、角膜の健康状態をチェックします。

角膜厚検査

角膜の厚みを測定します。

角膜径検査

レンズサイズの計算のため、角膜の直径を測定します。

前房深度検査

手術が安全に行えるスペースがあるか、角膜と水晶体の間の空間の距離を測定します。

瞳孔検査

目薬で瞳孔を拡大させた時の瞳孔径や、明るい所と暗い所での瞳孔径を測定します。開いた瞳孔がもとに戻るまでしばらくかかります。

角膜形状解析

角膜の形状を詳細に解析し、不正乱視や円錐角膜の診断をします。必要に応じてその他の検査を行います。

手術当日の主な流れ

手術当日は、リラックスできる服装でご来院ください。顔の血色を判断できるよう、化粧はお控えください。
また、手術の後は許可があるまで車の運転はできませんので、来院の際は公共交通機関やタクシー等をご利用いただけますようお願いいたします。

受付をすませましたら、スタッフの指示に従い、手術準備のための点眼などの準備を行います。
術前の健康状態確認のため、血圧、心拍数等の計測も行います。

手術の概要

目薬で瞳孔を拡大させ、点眼麻酔を行います。角膜の縁を約3ミリ切開します。

切開した部分から、レンズを眼の中に挿入します。

レンズを、虹彩と水晶体の間に固定します。

瞳孔を収縮させて、手術は終了です。

手術終了後

院内でしばらくお休みいただいた後、目の状態を検査して、異常がなければご帰宅できます。
傷口が小さいので回復が早く、入院をしない日帰り手術が可能です。
医師の指示に従って、お薬（点眼薬・内服薬）を使用し、定期検査を受けてください。

手術後の生活

術後一週間ほどは、炎症などで視力が変動することがあります。回復とともに改善しますので、気をつけて生活してください。
また、術後しばらくは見え方が変動することから光に過敏になることがあり、夜間のような暗い中で光を見たときに眩しさを感じる場合があります（ハロー・グレア）。通常は徐々に気にならなくなりますが、この症状が残る場合は医師へご相談ください。
完全に回復するまでは、目を直接触らないように注意しましょう。また、医師からの制限事項を必ず守るようにしてください。

手術終了後の注意事項

手術後の一定期間、日常生活の中でいくつかの制限がありますので、医師の指示に従ってください。
例として、下記の制限があります。

まれに起こる合併症

治療後は、医師の指導に従い、お薬（点眼薬・内服薬）の使用や定期検査を受けることが大切です。
気になることや不安なことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

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